タイ出張と現地でのプライベートの話

経験談・小話

シナプスイノベーションマーケティング室です。
今回は当社のエンジニアに、今年春のタイ出張について聞きました。

 

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シナプスイノベーション開発本部 Pro-SOL開発部 グループ長のK.H.です。
他社様のパッケージ製品をお客様にご紹介する、ソフトウェアメーカー様とユーザー様の架け橋のような仕事をしています。

 

この春、とあるプロジェクトの現地対応のためタイに出張しました。
弊社からは全部で4人が現地に行き、特に私は主担当として1番長く滞在しました。
プロジェクトについての詳しいご説明はまたの機会として、ここでは私の個人的な体験をお話します。

 

 

当社は今海外事業に力を入れており、語学が得意な社員やグローバルビジネスの経験が豊富な社員が大勢在籍しているのですが、私はプライベートも含めて初めての海外でした。
ですから、当社では普通出張時の交通機関とホテルの手配は個人でするところを、今回は海外滞在に強い同僚にすべてお任せしました。
いろいろと気を使って手配してくれ、助かりました。

 

それでもパスポートにスーツケース、モバイルWi-Fi、クレジットカード、ガイドブックなど、仕事のかたわらこまごま準備しなければいけません。
同じく海外デビューの同僚は、このときまだガラケーユーザーだったのですが、ついにスマートフォンを持ち、LINEを練習しました。
彼は入出国の手続きから滞在先でのコミュニケーションまで、現地での生活が何もかも不安だったそうです。
一方私は元々出歩くのが好きなタイプなので、とにかく楽しみで仕方ありませんでした。

 

バンコクについてみると、ビジネスや観光でたくさんの日本人が来る街だからか、看板にもレストランのメニューにも、想像していたよりは日本語が多くてほっとしました。
とはいえどこでも簡単に日本語が通じるわけでもありません。
私の英語力は人並みで、タイ語に至ってはまったくわかりません。

 

そこで、日本から持っていった指差し会話帳がとても役に立ちました。
現地のドライバーさんに時計の絵を見せて、迎えに来てほしい時間を伝えたり。
レストランで、お肉の嫌いな同僚のために、豚でなく海老のチャーハンをとお願いしたり。
あれがなかったらかなり苦労したと思います。

 

滞在中はドライバーさんをはじめ、仕事で訪れた工場の方、ホテルや飲食店のスタッフさんなどなど、現地の方々にお世話になりました。

 

タイの方は皆さん気さくで親切です。
周りをよく見ていらっしゃって、こちらが困っているとさっと気を回してくださる、いわゆる「大阪のおばちゃん」的な優しさによく助けられました。
たまたま行き会った方が道案内をしてくださったうえ、近くを走っていたバスをその場で停め、運転手さんに行き先を告げて乗せてくださったこともありました。

 

プライベートな時間は、もちろん好きなだけ外出しました。
現地のお寺やアユタヤの遺跡を巡り、ムエタイの観戦に行き、ルンピニ公園で野生の大トカゲに遭遇し、何しろどこも初めてなのでとても楽しかったです。

 

食事も、取引先の方に教えていただきながら開拓しました。

 

タイ料理だとカオマンガイや、バミーという現地風ラーメンがおいしかったです。
辛い物が食べられないのでスパイシーな見た目のものは避けていたのですが、それでも食べるものには困らず、むしろ甘い物がいろいろあって満足できました。
特にマンゴーが想像以上のおいしさで、お土産にはドライフルーツを買いました。
砂糖とコンデンスミルクをたっぷり入れるタイ・ティーもなかなかよかったです。
ただこれは本当に甘くて、飲む人とタイミングを選びそうです。

現地料理にこだわらずステーキやハンバーガーも食べましたし、パクチーが苦手なメンバーが合流してからは日本食の店によく行きました。
宿泊先のホテルは日本人の多い地域にあり、周りには丼ものの店や、最近流行っているらしい日本のラーメンチェーン店がたくさんありました。
現地の方がふだん使うお店と比べると4倍から5倍くらいの値段帯ですが、それでも1食200バーツ(650~700円)ほどとリーズナブルです。
先述のパクチー嫌いの同僚は、某店のサーモンハラス定食が1番おいしかったとのことです。

 

 

仕事では苦労もありましたが、関係者皆で協力して乗り越えました。

 

当社ではここ数年、離れた場所にいる人同士でも円滑に仕事を進められるようにすることがテーマになっています。
その点で今回のプロジェクトを振り返ると、毎日ほぼ定刻に、目立った議題がなくても必ず国際Webミーティングをしたのが良かったと思います。

 

仕事をしていると、大きな話題にはならないちょっとした情報が実はとても重要だったということがよくあります。
そうした情報は、同じ場所で働いていればお互い目で見て気づけたり、雑談ついでに連絡できたりするのですが、遠くに離れているときには意識していないと共有し損ねてしまいます。
今回は毎日必ず話をする時間をとったことで、自然と「そういえば……」を交換でき、後々役に立ちました。

 

このプロジェクトはひと段落しましたが、今後当社全体で、海外での作業や現地法人とのやりとりが増えていきそうです。
元々当社はヨーロッパから海外展開を始めていて、最近はドイツとの結びつきが強くなっているようなので、いつかそちらの仕事にも参加できたら……と考えています。

タイで得たノウハウを社内でどんどん共有して、世界中のお客様にサービスを提供できるように頑張ります。

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