「在宅」宣言した翌営業日から在宅勤務を始めた管理職の話
シナプスイノベーション マーケティング室の長井です。
この記事が発行されるころにはもう終わっていますが、記事執筆現在、世間は「テレワーク・デイズ」です。
今回は「私のテレワーク経験」を書きたいと思います。
私のテレワーク(在宅勤務)経験
今年の4月から5月にかけての1ヶ月間、私は家庭の事情を理由に「在宅勤務」をさせてもらいました。
在宅勤務を始める前週の金曜日。
早朝に行われている人事ミーティングに私は滑り込みで参加しました。
「すみません……実は、家がこうこうこういう事情でできれば在宅勤務をしたいのですが……」
「ええよ」
電光石火のスピードで口頭OKが出ました。
「いつからなん?」
「できれば、来週月曜日から……」
「わかった」
というわけで、しかるべき手続きを電光石火で進めて正式承認を得、PCの持出申請など関係する処理も済ませ、翌週の月曜日から在宅で勤務することになりました。
(誤解のないよう補足しますが、いくら当社が風通しのよい社風といっても、なんでもかんでもこんな風にラフに認められるわけではありません。
今回は事情が事情だったのと、後述するような準備を私が普段からしていたので、素早く承認を受けることができました)
職場を離れて仕事をすることにあまり不安はありませんでした。
以前ブログに書きましたが、私のチームは普段から「多能工」になるべく業務のマニュアル化やグループウェア上での情報共有をしており、属人化している業務はほとんどありません。
有給休暇を取りたい?だったらホワイトカラーも「多能工」になろう
https://www.synapse-i.jp/public-relations/201712168265
また、マニュアル化できた作業はだいたい、「ワークサポーター」にお願いしています。
まふゆさんと、ワークサポーターさん奮闘記(前編)
https://www.synapse-i.jp/public-relations/201802249451
もちろん、プレゼンのスライドやプロモーション動画の作成など、マニュアル化しづらいセンスやら要領やらが求められる仕事もあります。
そういった仕事も、未経験者には急を要する前に時間をかけて練習してコツをつかんでもらいます。
そのようにして、だいたいどんな仕事でも、誰でもできるか、最低2名は対応できるようになりました。
つまり、チームメンバーに仕事を抱え込ませない仕組みにしていて、チームメンバーが「新たな仕事の創出や今までの仕事の工夫」に集中できる環境が整っているということです。
だから誰かが休みを取っても、事情があって在宅勤務になったとしても、「今、その人しかできない仕事」の絶対量が最小限なので、最小限の引き継ぎで済むというわけです。
金曜日の夕方、
「なにかあったらいつでも電話してね。PCの画面見せて打ち合わせをしたいときはいつでもWeb会議をセットしてください」
私は部下にそう言い残し、颯爽と会社を後にしました。
私の家庭内の評価が急上昇
さて、在宅勤務期間中、仕事上はびっくりするくらい想定通り、目立ったトラブルはありませんでした。
よって、あまりブログに書くことはありません(笑)。
仕事上は、と書いたのは、在宅勤務の理由は妻の体調不良だったのですが、我が家にはまだ小さい子供がいて、普段子供の世話をしてくれている妻のフォローと仕事を両立するのが想像を超えて大変だったからです。
1ヶ月ほどして、体調が治った妻が言いました。
「在宅してくれなかったらヤバかった。ものすごく感謝してる」
さらに、ママ大好きだった私の子供が、1ヶ月間パパがかなりかまってくれたことで、パパも大好きな子供になりました(たぶん)。
この在宅勤務の経験で、私の家庭内での株が急上昇したといっても過言ではありません。
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私たちは、製造業のためのソフトウェア開発会社、シナプスイノベーションです。
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経営層から現場層まで情報を一気通貫につなげられることが強みです。
長井 建(ナガイ タケル)
株式会社シナプスイノベーションのマーケティング担当。毎朝、嫁に寝ぐせを直してもらっている。
座右の銘は「仕事は遊び、遊びは仕事」。奈良の前方後円墳のふもとで育った。