フロー状態に入る方法

Marketings & Systems, 仕事効率化

シナプスイノベーションマーケティング室の長井です。

「フロー状態」って知っていますか?
フロー状態とは、物事に没頭して高い集中力を保っている精神状態のことです。

で、私は仕事中たびたびフロー状態に入ります。
周りの声が聞こえないくらい集中します。
でも電話が鳴ればちゃんと取ります。
でもすごく集中していたので、一瞬自分の会社の名前が思い出せません。
電話を取るたびひやひやします。
それくらい集中します。

仕事中、心地よいストレスは感じますが、苦痛になることはほとんどありません。
今の仕事が成果につながっていることを、とても実感できているからです。

 

フロー状態に入るために私が何をしているかというと、イチローや五郎丸よろしく、仕事周りのいろんなことをルーティン化することです。
といっても、毎日カレーを食べるとか、パソコン前で○○ポーズを取るとかではなくて、「物事の優先度」を決めておくということがポイントです。
優先度を決めるだけで、すごく集中しやすくなります。

 

たとえば私の場合はこんな優先度で仕事をしています。

・書きだすと長くなる重要なメールより、簡単な返信で済むメールを先に送る。
・頭を使う仕事より、単純な事務作業を先にやる。
・前々から抱えている重要案件より、さっき頼まれたささいな依頼事項を先にやる。

要は小さなことから始めて勢いをつけるのがコツです。

左脳(論理)では「小さな緊急度の低いタスクはあとでまとめてやったほうが効率が良い」と考えがちです。
でも人間の脳はだまされやすいですから、すぐに終わる仕事から片っ端にどんどん片付けていくほうが、右脳(感覚)が「あれ?俺ってできるやつ?」と勘違いして、良い意味で調子に乗ってパフォーマンスが上がるのだと思います。

冗談っぽく聞こえたかもしれませんが、脳科学的にも、「頭を切り替える」とか「ちょっと前のことを思い出す」のに消費するエネルギーは小さくないので、「手近なことをすぐやる」方が理にかなっています。

そのあたりはダニエル・カーネマン氏の「ファスト&スロー」という本や、脳科学者の池谷裕二さんの書籍などが面白く、詳しいです。

 

物事に優先度をつけるのが大切なのは、仕事以外でも同じです。
つまり人生のどんなときでも同じということです。

たとえば「仕事」と「家庭」を比べたら、私は迷わず「家庭」を選びます。
残業するくらいなら仕事の効率化を土日に考えて、平日はさっさと帰ります。
仕事は、家庭を幸せにするための手段だと思っているからです。

でも逆に考えている人も世の中には多いですし、どちらが正しいのか、どちらも正しいのかはわかりません。

ポイントは「とりあえず優先度を決めておく」ことです。
決めてさえしまえば、あとはそこに向かって自分のエネルギーを使えば、納得のいく結果を得られます。
もし決めたことが間違っていたなら、気付いたそのときに直せばいいのです。

 

そんなわけで充実したビジネスマン生活を送っている私ですが、周りを見渡してみると、悲痛な顔をしながら仕事をしている人たちをときどき見かけます。

わけを聞いてみると、「あぁ、それはしんどいよね」と共感することもたまにはありますが、大抵「そりゃあなたの気の持ちようじゃ……」みたいな話です。

いつも悩んでいる人って、何か問題が起きたときに他責(他人の責任)にする人が多いように思います。
自分の優先度を自分でコントロールできていないせいで、自滅しているんです。

 

辛い顔で毎日を過ごすか、自分にとって大切なことに力を尽くして満足いく人生を送るかは、あなた次第です。
会社や他人が何をしてくれるかではなく、自分で自分の命をどう使うかという選択の問題なのです。

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長井
この記事を書いた人

長井 建(ナガイ タケル)

株式会社シナプスイノベーションのマーケティング担当。毎朝、嫁に寝ぐせを直してもらっている。
座右の銘は「仕事は遊び、遊びは仕事」。奈良の前方後円墳のふもとで育った。

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