『富士山と物干し』
ある人が富士山に登って帰ってきました。
近所の人に山頂からの眺めの話をしたら、
「うちの物干しは見えましたか?」
と、言われました。
富士山に登った人は怪訝な顔をして、
「お宅の物干しなんて見えませんよ。」
と、返答しました。
ご近所さんは、
「おかしいなぁ。うちの物干しからは、富士山が見えるのになぁ。」
と言いました。
・・・
これは落語の小話のひとつです。
確かに、登山をした人の言い分も、ご近所さんの言い分も、何も間違ってはいません。
でも、モノのスケールや目線が合っていない。
そのズレをどちらかが合せることがない限り、話はかみ合わないまま進むことでしょう。
モノには色々な見え方があり、目線の高さが違えば、見えているモノも違います。
それは本来、当たり前のことです。
しかし、日々を過ごす中で、無意識に「自分の目線」を「正」としてしまっていることがあります。
その状態で人と話すと、お互いに大きなストレスを抱え、
時にはバトルに発展することもあったりします。
大人として、社会人として。
経験を積めば積むほど自分の中の経験軸でモノを言いがちになってしまいます。
と、書きながら自己反省なのですが……。
そんな時は「富士山と物干し!」を、クールダウンの呪文にして目線を修正するのも、ひとつの工夫かもしれません。
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この記事を書いた人
川田 有香(かわた ゆか)
20代に姉歯事件やリーマンショックに鍛えられた
”ロスジェネ世代”の後厄女子。
趣味は舞台鑑賞。