「今」の密度
おはようございます、FCSの川田です。
速いものでもう年末です。秋冬の連続ドラマも続々と最終回を迎え、年末年始の特番シーズン突入です。
自宅にテレビがない若者が増えてきている昨今らしいのですが、私は昭和生まれのテレビっ子なので、連続ドラマやニュースにドキュメンタリー、バラエティ番組にスポーツ中継など、テレビライフをそれなりに楽しんでおります。
ちなみに今季は某ドラマから流行中の「恋ダンス」の練習にいそしみました。(披露する予定はございませんが)
ドラマ最終回はどのようになるのか。今からドキドキしております。
そんな流行に絶賛波乗り中の私がお送りする今週のメルマガは、“「今」の密度について”です。
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フィギュアスケートの男子シングルは、ショートプログラムの2分40秒間とフリープログラムの4分30秒間でできています。
10分間に満たないこの時間を、全力で演技するために、選手は24時間7日間をフル活用して準備をしているのだそうです。
選手生命は意外と短く、20代前半で引退する方が大半という世界。
「いつまでできるかわからない」
アスリートの方々の1分1秒の重さは、その危機感のようなものからきているのではないか、と、フィギュアスケートをはじめ、スポーツの試合を観るたびに思います。
ビジネスはいわば人生をかけた長距離走なので、そこを舞台にしている私たちの時間の感覚がアスリートとは全く違うのは仕方がないことです。
ですが、彼等を見ていると、「自分は今できることをちゃんと真摯に全力でしているのか」と自問自答することがあります。
「今」は1秒後には過去になり、10年後には歴史になる。
未来から逆算して、今やらなければならないことは何か?
それにちゃんと取り組めているのか?
考えるだけ、言葉にするだけでは価値がないから、ちゃんと行動に移すことができているのか?
私はまだ、すべてに自信を持って「YES」とは言えません。
ビジネスは長距離走、でもそのペースは、10年前と今日とでは違っていたりするのではないでしょうか。
不確実さがどんどん増していき、「今やっていることが10年後もそのままの価値を保ったまま存在する」確率は低くなっているようです。
「今」は明日には結果となって現れ、明日の「今」は明後日の「今」をすぐに変えてしまう。
ビジネスの世界も、スピードが速くなり、アスリートの世界の時間軸に近づいているような気が、私はしています。
未来をよくするのも、ダメにするのも、今をどうするかにかかっています。
「今」の密度をどう上げていくのか。
取り急ぎ、今年中にできることはきっちりと行動して、新年を迎えたいなぁと思う今日この頃です。
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川田 有香(かわた ゆか)
20代に姉歯事件やリーマンショックに鍛えられた
”ロスジェネ世代”の後厄女子。
趣味は舞台鑑賞。