別の世界から教わること

理想の働き方研究所, キャリアアップ, 経験談・小話

 

 

3月に入り、就活広報が解禁されて、リクルートスーツの学生さんを沢山見る季節になりました。

初々しい雰囲気に触れると、毎年のことながら少し背筋が伸びる気持ちになります。

季節の変わり目にこういったタイミングがあるのは、とても幸せなことだなとしみじみと思う今日この頃です。

 

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当社には宝塚歌劇団好きが何名かいるのですが、何を隠そう、私もその1人です。

(現在の一押しは、星組の礼真琴さんです)

宝塚ファン歴は7年目で、初観劇は2010年4月の月組公演「スカーレット ピンパーネル」でした。

 

宝塚歌劇団を観に行くと、3時間フィクションの世界を旅行して、思い切り笑い、思い切り泣いて、帰る頃には泣きすぎて頭が痛くなるのが日常です。

舞台で輝いているタカラジェンヌを見ていると、「彼女たちが頑張っているのだから、私も仕事を目いっぱい頑張らないと!」といつも刺激を貰います。

 

宝塚音楽学校の受験の競争倍率は20倍と言われています。

(ちなみに、東京大学の受験の競争倍率は3倍程度)

20人に1人の確率で入学した40名のタカラジェンヌの卵から、主役を演じるトップスターになれる確率は1%未満。

その中で切磋琢磨する厳しい世界。日々、芸事の研鑽にいそしみ、上を目指す。

その時々の演目の世界を全力で生き、客席に感動を与えることができる彼女たちのパワーには、いつも圧倒されます。

 

 

タカラジェンヌの世界同様、「努力は裏切らない、必ず報われる」とは言えない厳しいビジネスの世界。

結果だけを基準にする公平さがビジネスの世界のルールで、どれだけ努力しようが一生懸命やろうが、方向性が間違っていて結果がついてこなければ評価はされません。それは致し方ないと思います。

 

とはいえ、自分が努力したのか手を抜いてきたのか、誠実にやってきたのか狡猾にやってきたかは、自分が1番よく知っているはず。

自分自身に対して胸を張れない状態だと、成果を出していてもどこか満たされない気分になったりすることもある。

 

今、私は社会人12年目です。自分なりの仕事のやり方を習得し、ある程度目先のことを予測しながら今に全力投球してきた……つもりなのですが、タカラジェンヌたちのパワーの前には自分の本気度ってこの程度のものかと時々自信をなくします。

本気度や努力の量なんて、人と比べる必要はないのだけれど。

 

 

毎日誠実に、着実に、真剣に。そして全力で楽しく、ビジネスにとりくむ自分でありたい。

宝塚を観劇する度に、改めてそう思わされます。

 

宝塚観劇は私にとって、仕事への取り組み方を見つめるきっかけになっています。

皆さんにとってのそういうものは何ですか?

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川田
この記事を書いた人

川田 有香(かわた ゆか)

20代に姉歯事件やリーマンショックに鍛えられた
”ロスジェネ世代”の後厄女子。
趣味は舞台鑑賞。

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