カラダのBCP
おはようございます。
シナプスイノベーション プロダクトクリエイション部、中里です。
机に座っていて、床にボールペンを落としたので手をのばして拾おうとしたら、背中から脳天にかけてイナズマのような激痛が!
先日、家でものを書いていたときのことです。
俗にいう、ギックリ腰です。
椅子に座って床に手をのばした格好のまま、固まってしまいました。
1時間ほどそのまま動けず、そのあとなんとか、這うようにしてベッドまでたどりつきました。
夜でしたので、翌日、近所の整形外科へ。
いつもなら歩いて10分もかからないところをタクシーに来てもらい、部屋から出て乗車するのを、運転手さんに手伝ってもらいました。
病院で診てもらいましたが、骨には異常がないとのこと。
激しいスポーツをしたり、何かにぶつかったりした訳ではないので、筋肉断裂でもない。
お医者さんからは、
「特別な治療法はないので、3日ほど安静にしていること。痛み止めを処方します。
少し動けるようになっても、コルセットをして腰に負担をかけないように。
治ったら、筋力を鍛えてください」
とのこと。
タクシーで家に帰り、それから3日間ベッドに寝たままの状態でした。
食事も横になったままして、空いた時間はスマホを見ることくらいしかできませんでした。
スマホで腰痛について調べてみると、骨の異常など特別な事情がない場合でも痛みが発生する原因として、筋肉の極度の緊張があるとのこと。
これは、運動しすぎた後の筋肉痛とは違うもので、逆に、運動不足の場合に起こります。たとえば椅子に座ったままの状態が長く続いていると、筋肉の中にカルシウムや乳酸などがたまり、それが筋肉を硬直化させます。
この状態のときに、筋肉を動かそうとすると、痛みが発生するのだそうです。
一度痛みがでるとすぐには引かず、しばらく安静にすることで、筋肉内の疲労物質が自然治癒で排出されて、治ってゆくのだそうです。
おもいだせば、ギックリ腰になるまえに、腰が重くて背中が張っているように感じていました。
今思うと、予兆だったのかもしれません。
ただし、安静にするというのはあくまで対処療法なので、根本治療にはなりません。
根本的には、インナーマッスルを鍛えるのと筋肉を柔軟に保つのが大事とのこと。
インナーマッスルを鍛えることで、外側の筋肉に負担がかからなくなり、硬直しにくくなるのだそうです。
筋肉を柔軟にしておくには、ストレッチも重要とのことです。
トラブルが起きないようにどうするか、起きてしまったらどうするか。
無理やり、コンピュータシステムの稼働にたとえてみます。
コンピュータシステムを構築するときには、サーバーやデータベース、ネットワークなどのインフラについて、できるだけ壊れにくい環境を作りつつ、いつかは壊れることを前提にして、その対策を考えます。
ネットワークのルートを複数想定する。
システムの稼働を一瞬でも止めないように、システムを二重化する。
1時間ほどまでなら、復旧にかかる時間を許容する。その間は予備のシステムを稼働させる。
などです。
万一トラブルが起きても業務に支障が出ないように、起こり得る障害、たとえば自然災害、サーバーの故障、ソフトウェアの不具合などの場合にどうするかをあらかじめ想定して、そのとき何をいつまでにどのようにするのか、対処を決めておきます。
リスクマネジメントですね。
病気やけがを起こさないカラダを作りつつ、もしものときには適切な治療ができるようにしておくのと同じです。
会社全体のレベルでも、最近ではBCPの策定が重要視されていますよね。
自分のカラダは1つです。
会社組織も1つです。
今回は、「まさかこんなときにこんなことになるなんて」の典型のような出来事でした。
カラダが痛いだけではなく、仕事に支障をきたしてしまいました。
そこで、カラダのBCPを考えてみることにしました。
まずはカラダにトラブルを起こさないよう、インナーマッスルを鍛えること、全身のストレッチを行うことを日課にしたいと思います。
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中里 真仁(なかざと まさひと)
宝塚歌劇をこよなく愛する生産管理&経営管理コンサルタント。
神戸生まれの神戸育ち。海を眺め、山へ登ることが好き。
関心あること、感心したこと、歓心を得た事を綴ります。