疲れ目対策。活字はこれからは「聴く」時代

Marketings & Systems, 仕事効率化, 経験談・小話

 

 

シナプスイノベーションの長井です。

 

前回のブログでも書きましたが、最近私はひどい疲れ目なんです。

パソコン、スマホ、テレビを見る時間が長いので、仕方ない……。と思っていましたが、やはり体調はできるかぎり整えて仕事で最高のパフォーマンスを出したいな、という思いから、近頃はいろいろ対策を講じています。

パナソニックさんの「目もとエステ」という、目もとを温めて振動でマッサージしてくれる美容機器が家にあるのですが、これはなかなかリラックスできて良いです。夜寝る前に使うとすぐ寝られます。

 

元々私は、通勤時間にはiPadのKindle(電子書籍アプリ)で活字をよく読んでいました。しかしこれも疲れ目の原因になりますから、最近は対策のため活字を「聴く」ようになりました。

 

iPad・iPhoneの「スピーチ」機能(Androidなら「Googleテキスト読み上げ」機能)

どういうことかといいますと、iPadでもiPhoneでも、最近のiOSには「スピーチ」という機能があって、画面に表示された文字を電子音声で読み上げてくれるんです(Androidにも「Googleテキスト読み上げ」という同様の機能があります)。

Kindleで文章を読み上げている間は、画面端の文章まで読むと自動でページ送りまでしてくれます。

 

音声はたくさんのバリエーションがあり、好みのものが選べます。それぞれ「Fred」とか「Susan」とか名前が付いていて、ちょっと愛着がわきます。私のおすすめは男性版「Siri」です。

ちなみに、「Otoya」という音声はちょっと外国人訛りがあって低音が効いていて、まるでバイリンガルのイケメン紳士が語りかけてくるかのようです(ショ◯ン・Kを彷彿とさせます。が、彼の顔が浮かんできて気が散るのでこの音声はやめました)。

 

日本語のイントネーションはかなり自然です。

しかし、あくまで機械による文章解読&機械音声なので、やはり誤読がちょくちょくあります。たとえば「あちらへ行った」という文は、「あちらへおこなった」と喋るし、「北の方」は「きたのかた」と喋ります。

読み方の辞書登録もできるのですが、私が試したところ思うように機能してくれませんでした。

ただ、しばらく聴いていますと変な日本語は頭の中で正しい言葉に自動変換されるようになってきますので(「あちらへおこなった? ああ、いった、ね」)、さして問題ありません。

 

「スピーチ」が向いている書籍、向いていない書籍

この「スピーチ」機能には、向いている書籍と向いていない書籍があります。

まず、イラストの入っている書籍は向いていません。読み上げの途中にイラストが入っていると、そこで音声が止まってしまうからです。その時はいちいち画面を確認して自分でページをめくって、再度読み上げ機能を呼び出さなければいけないのが面倒くさいです。

また、アルファベット混じりの文章も聞いていて辛いです。日本語に混じったアルファベットを読むのが下手、というより、アルファベット部分だけネイティブな音声に切り替わって、笑ってしまいます。

ですので、イラストやWeb・IT用語がバンバン出てきたりするノウハウ本などより、文字オンリーの文学作品、特に人の台詞の少ない古典作品がおすすめです(無感情で抑揚のない音声なので、台詞が続くとちょっとシラケます)。

 

私は柄になくヘッセの「車輪の下で」なんぞを聴いています。

「機械音声なんかで聞くと雰囲気壊れない?」と思われるかもしれませんが、目で読んで想像するのと同じくらい、物語の情景が自然に浮かんできます。機械音声恐るべし。

 

というわけで、疲れ目が気になる方は、活字を「聴いて」、目をいたわる生活はいかがでしょうか。

AIに将来仕事を奪われないために、古典文学に触れて感性を磨くというのも、きっと良いことだと思います。

 

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長井
この記事を書いた人

長井 建(ナガイ タケル)

株式会社シナプスイノベーションのマーケティング担当。毎朝、嫁に寝ぐせを直してもらっている。
座右の銘は「仕事は遊び、遊びは仕事」。奈良の前方後円墳のふもとで育った。

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