他責な僕が”主体的”になったわけ
シナプスイノベーションのH.I.です。
今年4月に新卒社員として入社しました。
シナプスでは新入社員の定着率を上げるため、入社後にかならず新人合宿を行っています。
本社が大阪にあるため、例年関西でやるそうなのですが、今年は新卒新人11人中8人が東京配属ということもあり、関東で開催することになったそうです。
場所は三浦海岸! オーシャンリゾートホテル マホロバ マインズ三浦という、海が見えるとても素敵なホテルでの合宿研修でした!
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新人合宿は1泊2日で、
・会社の歴史
・社会人、IT企業の社員として求められるスキル
・立場による価値観の違い
・ためになる考え方
・自分の長所の伸ばし方
・今後の方針
などなどみっちりさまざまな話をしていただきました。
今回はその中で特に印象に残った2つをお話させていただきます。
7つの習慣
1つ目はスティーブン・コヴィー氏の著書である『7つの習慣』の考え方です。
中でも、自分が特に関心を持ったのは、第1の習慣「主体性を発揮する」です。
「主体性を発揮する」
学生時代にも、主体的になれと言われたことがあります。
けれどただ大事なことだなと感じるだけで、“主体的”とはどういうことか、漠然としか理解していませんでした。
『7つの習慣』では、“主体的”の対義語として“反応的”という言葉が使われています。
反応的な人は、他人から受け取った言葉など外からの刺激にすぐに反応し、行動を起こします。
主体的な人は、刺激を受けてもすぐには反応しません。
一度冷静になって考えて、自分の行動を自分で選択するのです。
私も他人の言動に影響されることがよくあるので、主体的に行動できていなかった! とハッとなりました。
つらいときほど他人や環境のせいにしてしまいがちです。
ですがそういうときこそ、自分の足りない部分を自覚して、“主体的”に選択することが大事なのだと思いました。
行動科学マネジメント
2つめは石田淳さんの「行動科学マネジメント」というメソッドです。
行動科学マネジメントでは、何かうまくできないことがあるとき、その原因は
- やり方がわからない
- 継続できない
の2つしかないと考えます。
私が誰かから、飛行機を操縦してみてと言われても、“①やり方がわからない”のでできません。
やり方がわからないからできないのであれば、“わかる”ようにすれば解決できます。
そのために必要なのが、行動を分解することです。
飛行機を操縦するという行動を、まずはこのスイッチを押す、次にこのレバーを引く、という風に、細かい手順に分けるのです。
このとき意識するべきなのがMORSの法則です。
MORSの法則とは、行動とは何かを定義したもので、受け取り手が誰であっても、同じように理解できるものだけが行動だとしています。
誰もが同じように理解できるためには、その行動が明確で、観察や計測ができないといけません。
飛行機を全く知らない人にとっては、操縦するというだけでは抽象的で、なにをどうすればいいのかわかりません。
そんな場合には、明確にわかる具体的な表現に置き換えることで、できるようになるのです。
この話を伺い、人に何かを伝えるときは相手がどんな人でも同じように受け取れるように、具体的に伝えることが大事だと思いました。
次に“②継続できない”を解決するために、ABCモデルとPST分析をご紹介します。
行動科学マネジメントでは、人の行動を構成する3つの要素を、それぞれの頭文字をとってABCモデルと呼びます。
A antecedent 先行条件
B behavior 行動
C consequence 結果
お腹が空いたから食事をして満足する、寒いから上着を着て温まるといったように、人が行動を起こす前には先行条件があり、行動したあとには必ず結果があります。
継続しやすいのは、しっかりした先行条件(目標)に基づいていて、望ましい結果を得られる行動です。
研修の時には難しく聞こえましたが、行動してみて望ましい結果であればだれでもうれしいので、もう1回となりますよね。
結果が望ましいものであるかを評価する方法が、PST分析です。
P positive ポジティブ
S sokuji 即時
T tashika 確か
の頭文字をとって名付けられています。
人にほめられると、”ポジティブ”な気持ちが”即時”に”確か”に現れますよね。
PSTな結果は、もう1度同じ体験をしたいと感じさせ、継続につながりやすいです。
ただ、PSTなものは悪い行動でもなかなかやめることができません。例えばタバコです。
喫煙する人は、タバコを吸うと即、確実に、気持ちが落ち着く、ほっとするなどのポジティブな結果を得ます。
こうした人にとって、禁煙はP(ポジティブ)A(あと)F(不確か)であり、N(ネガティブ)S(即時)T(確か)です。
タバコを吸わないことで健康になるといっても、それは遠い先のことで、確実にそうなるかはわかりません。
かわりに、タバコを吸えずイライラするというネガティブな結果が即、確実に起きてしまいます。
ネガティブな結果であっても、あとから不確かにやってくるものだと、行動をする理由にはなりにくいです。
私は例えば環境問題への対応がこれに当てはまると思いました。
ですから行動を継続させるための術としては、できたときには即時にほめることが効果的なようです。
また同じように、悪い習慣をやめるためにも、一定期間禁煙できたら誰かにほめてもらうなど工夫ができそうです。
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長くなりましたが、2日間とは思えないほど、たくさんのことを学べた新人合宿でした。
合宿で学んだことを活かしてシナプスイノベーション新入社員一同がんばります!
最後に、私は子供の時から、その日教わったことや学べたことを親や友達に自慢げに話すことを日課にしています。
人に自慢げに教えようとすると、聞いたことを自分の中で整理してから言葉にするので、楽しく自分のものにすることができます。
個人的にすごくおすすめなのでぜひ!!
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